日々精進
練習風景

< 基本理念 >

 柔道は「心・技・体」の精神で、日々の訓練稽古を通じ、この三位一体がバランス良く調整され、精進を重ねることが重要です。

 柔道の究極の目的は「人間形成の道」であり、心身の鍛錬を通じて「己を完成し社会に貢献する」人を作ることと提唱されております。柔道は稽古も試合も相手があって成立するもので、相手は自分の技を高めてくれる大切なパートナーであり、互いに助け合い感謝し敬意を払うべき存在であります。こうしたことにより、相手を思いやる心、感謝の気持ちが養成されます。

 このような背景から、修行の過程で自ら律し、鍛え、創意工夫を凝らしながら己の完成を図ろうとすることで、尊敬、礼節、友愛、忍耐、自信、挑戦などの精神が培われることになります。

 柔道の特性とねらいには、身体的発達、社会的態度の発達、健康・安全の態度の発達などがあげられ、いろいろな技術の訓練を通じて全身的な運動が行え、筋肉・骨格に厚みのある調和的な発達が施されます。
 さらに敏捷性、瞬発力、持久力、柔軟性、調整力、礼儀、沈着さ、判断力、協力心、自制心、決断力、公正さ、遵法の精神、ベストを尽くす態度などが養われます。


 柔道は、社会の人々が助け合い、発展していくために、心身の力を最も有効に使用する道を学ぶと言われており、「精力善用、自他共栄」ここに柔道に取り組む姿勢の本当の意味があると考えています。